YAMAHA 新型R1はフィンガーフォロアータイプのロッカーアームを採用しています
表面処理にはDLCコーティングが施されており、耐摩耗性の向上が図られています
海外メーカーでは数年前から採用されていますが、国産バイク初のDLCロッカーアーム採用エンジン
DLCコーティングは、無潤滑下での耐摩耗・耐焼付性に優れていますが
油膜の支配するエンジン内部では、DLCの特性よりも油膜の方が摩擦係数が低いのです
DLCは特性上、エンジンオイル添加剤(有機Mo系)の反応が少なく
金属部品に対して低フリクション化が困難で
有機Moを大量に添加すれば、低摩擦化反応が起こり易くなる一方で
DLCの損傷や摩耗が発生してしまいます。
一般的にT-aC DLC(水素フリー)やaC-H-Si DLC(シリコン入)は、aC-H DLC(水素含有)有機Moに対して耐摩耗性が有りますが、大量に有機Moを添加すると損傷が確認されます。
そこで、弊社のレーザ加工で動圧効果を付与する事により耐摩耗・耐焼付性能はそのままで
低フリクション化及びDLC皮膜の面圧分散効果により有機Moによる損傷・摩耗を大きく抑制しまう。
拡大図
MWの連続形状を採用する事で
往復しゅう動に対して動圧効果を発揮します
溝幅8μm
DLCコーティングが施されていないロッカーアームにも効果的です
その他の車種にも対応いたしますので、ご興味のある方は別途お問い合わせください。