高面圧で油膜切れが起こりやすいしゅう動部品のバルブリフタに
超短パルスレーザで約30万のdot加工を施し
油保持性を高め摩擦摩耗特性を改善しました。
バルブリフタへの
DLCコーティングは、油膜切れ時にカジリを発生させないのが特徴で
レーザ加工は大きな油溜まりを付与し確実に油を供給するのが特徴で
両方の良いところを合わせた加工が最終的な表面加工です。
フィンガーフォロアーやロッカーアームにも適用可
レ―ザ+DLCには
DLCコーティングの前にレーザで形状を作るのか、DLCコーティング後にレーザ加工を行うのか
二つの選択肢が有り
コーティング前に加工を行う場合は、溶融層の除去をきちんと行わないと、コーティングの剥離が発生する恐れがあり
コーティング後の加工では、DLC皮膜を貫通してしまうと基材変形によるコーティング剥離が考えられます。
それぞれの最適な条件を設定しないといけません
こんな感じでレーザ加工には最適な加工条件(ノウハウ)が必要です
弊社には加工に必要なノウハウが全てあります
エンジン技術要素、DLCコーティング技術要素
表面改質・DLCコーティング・レーザ加工を一貫して行っていますので、技術レベルで他社には負ける気がしません
今後の、超短パルスレーザ加工事業にご期待ください
PS
バルブリフタの摩擦摩耗試験ではレーザ加工により20%程の性能向上(摩擦係数の低減)が確認できましたので
実機テストに移行します。