夏前から取り組んできた、ピストンヘッドへの無電解ニッケルリンメッキ加工

色々な事が、初めての事だらけで・・・

遠回りしましたが

 

最近、理想の形になってきました!

ピストン

 

トップランドの下側に見えるのが、メッキの境界線ですが

量産時にはもう少し綺麗に加工できます。

 

従来と何が違うかと言うと

ピストンへの無電解メッキは、全面メッキ(どぶ漬け)が一般的で

ピストンヘッドのみにメッキを行う場合は、製造工程の途中でメッキ工程を入れるか

完成品にランド部分以外を、物理的にマスキングを行いメッキしています。

物理的なマスキング加工については、全て手作業

さらには、脱脂洗浄、置換工程で使用する苛性ソーダに対して完璧なマスキングを必要とする為

高額な加工費(¥10,000~¥15,000)が必要でした。

 

で!

 

今回のメッキは、もっと簡単にマスキングを行う方法を開発していました。

 

そんな感じの、画期的な無電解メッキを開発していますので

ピストンヘッドが、デトネーションでお困りの方等々、今しばらくお待ちくださいませ。